04. かすれた声で呼ばれたら*R-18*


「清寿」

かすれた声で呼ばれたら、
それだけで頭の中が真っ白になる。

「挿れるよ」
あてがわれた熱い塊が、襞を割って入ってきた。
「ああっ。。。ん。。。っ、んっ。。。」
下唇を噛んで、ただ耐える。
「清寿、大丈夫?」
顰めた眉の間に唇の感触が落ちて、熱い息が額の上
を滑る。
「ん。。。全部入った?」
目尻に溜まった涙まで、唇で拭ってくれる。
「まだ。も少し」
肩に腕を回して、しがみつく。
「大丈夫。だから、全部。。。全部頂戴」
汗ばんだ身体の表面がひやりとしていて、最後の一線
で自分を保てた。
「力抜いて。キツい」
次に来る衝撃と、理性を失う程の快感に備えて反射
的に強張ってしまっていた身体の力を抜く。
「はぁっ。。。はぁっ。。。!んく。。。ぅ」
腰を支えられ深々と挿し入れられた楔に、悶える。
「。。。っ。。。笑太くんっ」
身体の奥に笑太君を感じて、苦しいのに、嬉しい。
「清寿」
もう一回、呼んで。
感じてる時のかすれた声が好き。
呼ばれただけでイッちゃいそうになるくらい、好き。
唇を重ねあって舌を絡ませ合うのも好きだけど
。。。本当は、もっと名前を呼んで欲しい。
「清寿。。。」
「あっ。。。あ。。。っ」
笑太君が動き出すと気持ち良すぎて、何を云ってる
んだか分からなくなる。
でも、そんな時でも、呼んでくれてるのは分かるから。
「清寿、目、開けて」
またそんな無茶を云う。。。
「綺麗な瞳(め)、見せて」
ひたすら首を横に振る。
頬を挟むように手のひらが包み、目の下を擦りながら
喘ぐ息を抑え込むようにくちづけされる。
「清寿っ」
目を開けたって、どうせ涙で霞んでて。
それよりも最奥まで穿たれている振動で、目なんか
開けていられない。
「俺の顔、見ながらイケよ」
達しそうになった瞬間に、茎を握られて、先端を指
で押さえられた。
「や。。。笑太くん。。。やだ。。。っ」
触れられただけで弾けそうなのに、封じた穴を指先
で玩ばれたら、切なすぎてオカシクなりそう。
「笑太くんっお願い、やめてっ」
涙と涎で、顔なんかきっとぐちゃぐちゃになってる。
「イキたいなら、目開けろ」
今日の笑太君は意地悪だ。
哀願しても、赦してくれそうにない。
歯を食いしばって、目を開く。
「うん。開いた、開いた」
満足そうな口調だから、きっと笑ってるんだろうな。
笑太君の青い瞳の色は見えるけど、それ以外は
良く見えない。
「っんなツラそうな顔すんな」
唇を押し当てられて歯を舌先でこじ開けられると、
瞼を開けてはいられない。
「目、瞑んなって」
無理だって。
「なぁ、清寿」
両方の瞼の上に、執拗にくちづけが降る。

「ちゃんと俺を見て。。。俺のことだけが好きだって
云えよ」

耳元で囁かれた声は先刻よりもかすれていて、
僕は必死で目を開いて前を見詰めて、
好きだ、って。。。笑太君のことが大好きだって、
泣きながら何回も、叫ぶように云った。
「あ。。。あぁっ」
「く。。。っ」
蕩けそうな快感と灼けそうな飛沫で満たされて、
しばらくの間、荒い息を吐いて大きく上下している
背中にしがみついていた。

「お前を泣かせていいのは俺だけだ、って。。。
云ったろ?」

ちゅっ、と、音を立てて唇にくちづけてくれた後、
優しく微笑みながら自分勝手なことを呟いてる、
その声ですら好きだって、思ってた。


―End―



ここのところ停滞気味で
萌えが足りないような
気がしたので。。

お題も段々濃厚に
なってゆきます故、
話も徐々にそんな感じに
←どんな感じ??
09/01/18Sun,


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